【RECORDING】「長野県南箕輪村 エミー★ルミエールホール」にてトリオ収録 #010

SESSION OVERVIEWDETAILS
Location / 会場長野県上伊那郡南箕輪村 エミー★ルミエールホール
Target / 収録対象フルート/ヴァイオリン/ピアノ 1曲
ボーカル/ヴァイオリン/ピアノ 1曲
ボーカル/フルート/ヴァイオリン/ピアノ 1曲

【現場の空気感:THE ATMOSPHERE】

森林浴の響き:木曽東濃檜と自然素材が育む「癒しの音」

今回のプロジェクトの舞台は、南アルプスを望む信州伊那谷、中央道伊那ICからわずか1分の場所に位置する「エミー★ルミエールホール」。あーすホーム様が「音楽セラピー」をコンセプトに、国産材100%で創り上げた贅沢な音楽空間です。
ホール内に一歩足を踏み入れれば、まず目を引くのが木曽東濃檜の8寸角(約24cm角)という堂々たる大黒柱。高さ6.5mのダイナミックな吹き抜け空間と、優美なシャンデリアが吊るされた金勾配の天井が、室内楽に理想的な初期反射と豊かな残響をもたらします。
壁面には自然素材の珪藻土「テラ・デコール」や石貼りが採用され、あちこちに配されたステンドグラスから差し込む柔らかな光が、幻想的な雰囲気を演出。まるで深い森の中で演奏しているかのような静謐な空気が、楽器の繊細な響きや歌声のニュアンスを、鮮明かつ温かく浮き彫りにします。

誠実な音作り:1934年製スタインウェイが紡ぐ歴史

特にアンサンブルの核となるのは、ホール常設の1853年創業の銘門「スタインウェイ&サンズ(Steinway & Sons)」。今回使用したのは、1934年製という非常に希少なビンテージ・モデルです。90年以上の時を経て熟成されたその音色は、現代のピアノでは決して再現できない「枯れた深み」と「気品」を湛えています。
この世界の銘器が奏でる倍音豊かな響きを、檜の柱や珪藻土の壁がどう受け止め、空間に放つのか。今回は、複数の編成(フルート/ヴァイオリン/ピアノ、および歌/ヴァイオリン/ピアノ)に対し、それぞれの重心に合わせたマイク・セッティングを実施。音の「鮮度」と「奥行き」を同時にパッケージングしました。

GEAR FOCUS:音へのこだわり

■ Main Microphones

  • NEUMANN (ノイマン) / U87×2本
  • SCHOEPS (ショップス) / CMC65×4本
  • DPA ( ディーピーエー ) / ST4006A×4本…etc.

■ System

  • AVID (アビット ) / PROTOOLS(DAW)
  • YAMAHA(ヤマハ) / 01V96K
  • AURORA AUDIO( オーロラオーディオ)  / GTQ2
  • MIDAS(マイダス)  / XL48
  • AUDIENT / asp800…etc.

SCENES:共鳴する音と空気

REVIEW:アーティストと共に「理想のサウンド」を共有

今回のセッションは、単なるレコーディングに留まらず、その後のMV撮影までを見据えたトータルなプロジェクトでした。
午前中に全3曲のレコーディングを完了させ、午後には同会場でMV撮影を行うという、非常にタイトなタイムスケジュールの下で進行。録り直しが許されない緊張感の中、アーティストの圧倒的な集中力と、RED IGUANA STUDIOが持ち込んだハイエンド・システムの機動力が見事に噛み合ったセッションとなりました。
写真はレコーディング時に時間の制約が多く撮影時間を取れずMV撮影時のものが中心となりますが、それはまさに「この場所で、この音が生まれた」という空気感を象徴しています。映像に刻まれるアーティストの豊かな表情とともに、1934年製のピアノが奏でる歴史的な響き、さらに檜の空間が育んだ癒しの音色を、最高のクオリティで記録することができました。
「エミー★ルミエールホール」を運営するあーすホーム様の多大なるご協力、そして過酷なスケジュールを完璧に完遂したアーティストの皆様に心から感謝いたします。
音と映像、その両面からアプローチした今回の作品。公開された瞬間に、この空間の魔法が多くの視聴者に伝わることを確信しています。

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